コロナ禍が続いております。コロナによるストレス、
疲れなどが世の中全体に広がってきてしまっています
先日、21年の自殺者数が2万830人となったことが
警察庁の自殺統計(速報値)により明らかになりました。
前年度よりもわずかに減りはしましたが、まだまだ数が多いです
特に危惧するところは、15~34歳の若い世代で死因の第1位が自殺というのは
先進国(G7)では日本のみです。コロナで亡くなる方も多いですが、
こちらの方が深刻な問題のように思います。
若い時は視野狭窄になりやすかったり、経験不足から極端な考えや衝動的な行動を
取ってしまうという事も要因のひとつかなと思います
中高年の自殺も減っていません。特に、自分のような中高年男性は
経験やプライドが邪魔をしたり、体力低下や喪失感、先が見えたことによる
虚しさなどから、うつ病、自殺のリスクが高くなるのではないかと思います。
自殺予防ということで、市の保健所が主催しているゲートキーパ―研修の講師なども
担当させていただきました。悩んでいる本人だけでなく、社会全体の問題として
取り組まなければならないと思っています
誰かに話をする、悩みを共有する、聞いてもらう。
話を聞いてもらうだけで、結局悩みは解決しない、無駄だと思われるかも
知れませんが、1人で思い詰めたり、視野狭窄になっている場合など、
誰かの支えが生きる希望になったり少し心が軽くなる予防の一つにはなります。
孤立、孤独は一番のリスクです。早めの相談をしてみてはいかがでしょうか?
当所でももちろん可能ですし、以下のような無料の相談もあります
■相談窓口
・日本いのちの電話連盟
電話0570・783・556(午前10時~午後10時)
・厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」やSNS相談
電話0570・064・556(対応時間は自治体により異なる)
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
・東京自殺防止センター(NPO法人国際ビフレンダーズ)
電話03・5286・9090(午後8時~午前2時半)
・よりそいホットライン
電話0120・279・338(24時間対応。岩手、宮城、福島3県は末尾3桁が226)